口腔がん検診
Cancer口腔がんとは?
口の中のがんを総称して「口腔がん」と言います。口腔がんの半数以上を占める「舌がん」が代表的で、その他、歯肉がん、口腔底がん、硬口蓋がん、頬粘膜がんなどがあります。
日本は先進国の中で唯一、口腔がんの死亡数が大幅に増えています。手術になれば、お口の機能に障害を残すこともあり、早期発見が重要な病気なのです。
舌がん
舌の側面や裏側にできる。赤くなっている、白くなっている、凹凸や潰瘍ができるなどの症状が見られます。
歯肉がん
上下の歯肉の粘膜、歯茎の裏側などに症状が現れます。歯がグラグラしたり腫れたりする場合もあります。
口腔底がん
口腔底(下顎の歯茎と舌に囲まれた部分)に症状が出ます。
硬口蓋がん
上顎の天井部分を傷つけた覚えがないのに、症状が出るのが特徴です。
頬粘膜がん
頬の内側の粘膜にできる。噛んだ覚えがないのに症状が現れ、粘膜の下に固まりや厚みが出るようになります。
Cancer口腔がん検診について
初期の口腔がんでは、はっきりとした症状はあまり見られません。ただの口内炎だと思っていたら「がんだった」ということも珍しくなく、診断が遅れてしまうケースもあります。
奈良市・学園前駅の学園前歯科では、「オーラルナビシステム」を活用し、口腔がん検診を実施しています。症状が軽くても、口の中の異常がなかなか治らないなど、気になることがある場合は、当院までご相談ください。
口腔がんの初期症状
- 口内炎が2週間以上治らない
- 舌の赤みが強く、ただれている
- 舌や口の中の粘膜が白くなっている
- 舌の表面のザラザラした感じ・しこりが気になる
- 歯茎の腫れや出血がある
- 歯のぐらつきがある
など
Cancer口腔がん検診の流れ
①問診票・受診同意書の記入
喫煙や飲酒の有無など、どれくらい口腔がんになる要素があるのか、生活習慣についてご記入いただきます。
また、検診内容をご説明するので、受診同意書にもサインをお願いします。
②視診・触診
お口の中に異常がないか、しこりや盛り上がっている部分がないかを調べます。
蛍光観察
専用機器(口腔内蛍光観察装置)で青色光を当て、異常がないかを調べます。
隅々までしっかり観察したあと、お口の中を写真撮影します。
診断依頼
問診結果と口腔内写真を口腔外科専門医に送信し、所見や処置のアドバイスをもらいます。原則24時間以内に結果が出ます。
Cancer検査時間について
受付から結果の説明までは、30~45分程度です。何らかの異常があった場合は、適切に専門医をご紹介し、速やかに治療が開始できるようサポートさせていただきます。