セラミック

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Ceramicセラミックとは?

セラミック治療は、歯を削った後の詰め物・被せ物にセラミック(陶材)という素材を使用する治療を指します。
これまでは金属を詰める、いわゆる「銀歯」が一般的でしたが、話したり笑ったりした時に治療跡が目立ってしまうことが難点でした。しかし最近では、見た目をきれいにしたいという方が増え、セラミックが選ばれるようになっています。自然な歯の色を再現できるため、美しい口元を作りたいとお考えの方におすすめです。

セラミックとは

Ceramicセラミック治療の特徴

自然な見た目

セラミックは透明感があり、本物の歯に近い歯を作ることができます。口を開けた時に見えても違和感がなく、ナチュラルで美しい見た目が実現します。

汚れが付きにくい

セラミックに使われる素材は、鍋やお皿に使われる陶材です。コーヒーやワインなどの着色を抑えられるほか、歯垢が付きにくいため、歯の健康を守ることにも適しています。

歯や身体への負担が少ない

銀歯は徐々に腐食し、その隙間から菌が入り込んで虫歯が再発することがあります。また、銀歯の素材は金属アレルギーになりやすく、身体に良いとは言えません。

メタルフリー(金属を使用しない治療)のセラミックは、金属アレルギーの方にも安心です。

耐久性が高い

セラミックは、変形や変色の心配が少ないこともメリットです。酸性~弱アルカリ性に変化する口腔内にさらされていても、影響を受けにくく、劣化せず長期間使い続けることができます。

Ceramicセラミックの寿命と長持ちさせるコツ

セラミックの寿命は、素材や口腔内の状態によって異なりますが、10年~20年くらいだと言われています。なるべく長持ちさせるために、割れたり欠けたりする原因と、適切なセルフケアを知っておきましょう。

セラミックの寿命を縮める原因

噛み合わせの変化

噛み合わせが悪い場合は、歯に強い力がかかり、セラミックが割れる原因になります。また、当初は問題がなかったとしても、加齢や歯周病の悪化、他の歯科治療が引き金になり、噛み合わせが変化することがあります。

噛み合わせの変化は自分では気づきにくいものなので、歯科医院で定期的にチェックすることが大切です。

(※噛み合わせの治療について詳しくはこちら→リンク「11.噛み合わせ治療」)

歯ぎしり・食いしばりなどの癖

歯ぎしりをするとセラミックが左右に揺れ、食いしばりをすると縦方向に負荷がかかります。特に寝ている時や集中している時に無意識にしてしまうことが多く、重度の方では100kg以上もの負荷がかかるとも言われています。

セラミックの消耗が早くなってしまうだけでなく、天然歯にも余計な力がかかるため、顎関節症や頭痛・肩こりを引き起こすことも。歯ぎしりや食いしばりなどの癖がある方は、注意が必要です。

強い衝撃

セラミックは、強い衝撃を受けると割れやすいという特徴があります。特に野球やサッカー、テニス、バレーボールなど、普段からスポーツをされている方はご注意ください。ボールが顔面にぶつかり、セラミックが欠けてしまうケースがあります。

また、事故や転倒が原因で、顔面に強い衝撃を受けた場合も、割れてしまうことがあります。

セラミックを長持ちさせるために

丁寧なセルフケア

治療したところとは別の歯が虫歯や歯周病になってしまうと、セラミックにも影響があります。口腔内を正常に保つため、日々のブラッシングを丁寧に行うことが大切です。

定期的なメンテナンス

セルフケアで取り切れない汚れや歯垢は、歯科医院にお任せください。また、噛み合わせが変化するとセラミックの消耗を招くため、定期的にチェックし、調整しておきましょう。

マウスピースの着用

歯ぎしりや食いしばりが気になる方は、一度ご相談ください。就寝中に装着するマウスピースで、歯にかかる圧力を予防することができます。

また、スポーツ用のマウスピースも、トラブル防止に有効です。

Ceramicセラミックをご検討中の方へ

価格を重視して保険適用の被せ物をしても、数年後に「黄ばんできた」「見た目が気になる」と再治療を望まれる方もいらっしゃいます。余計に費用がかかるだけでなく、残っている歯への負担が大きくなる場合も。

反対に、高額なセラミックを選択しても、使用状況や口腔内の状態によっては、短期間で寿命を迎えてしまうこともあります。

奈良市・学園前駅の学園前歯科では、メリットやデメリット、値段や寿命について、しっかりとご説明させていただきます。この先の人生を見据え、十分にご検討していただければと思います。